読書回遊は私が作った造語です。読書後に、作者や小説に関する場所を訪れて、当時に思いを巡らせたり、または歴史を考察して、読書したことを反芻するようにもう一度小説を楽しむ事を名付けて、読書回遊としました。
またこの回遊は物見遊山(私のペンネーム)の延長線上にあるものです。特別に読書に興味がなくても、所縁のある場所に出かけてみませんか。
その回遊によって新しい発見や出会い、驚きの体験があるかもしれません。
五重塔
幸田露伴の作品です。露伴は第1回文化勲章受賞者です。主人公の「のっそり」の生き方に感銘を受けました。「良い人」が多くなった世の中ですが、「のっそり」の如く信念の人でありたいと思いました。

黒パン俘虜記
「翔んでる警視」シリーズで一世を風靡した胡桃沢耕史の作品です。この作品で直木賞を受賞しています。舞鶴引揚記念館の全国巡回展が横浜の赤レンガ倉庫で開催された時に見学に行きこの回遊記を作成しました。 巡回展の展示物は許可を得て撮影しました。視聴時間 7:15

坊ちゃん
日本人は皆んな大好き、そして知らない人は居ないと思います。YouTubeの作成のために訪れた場所で「マドンナ」に遭遇したのには私自身驚きました。視聴時間 9:22

智恵子抄
「東京には空がない」あまりにも有名なセリフです。上野公園を散歩中、雲ひとつない青空を見ていてこの回遊記を作ることを思いつきました。滅多に行かない美術館にも行ってみました。視聴時間 10:22

特別編 ビルゴジラの復活
文京区役所(シビックセンター)に年2回面白い現象が現れます。それを物語風に作成しました。視聴時間 2:17

ジョン万次郎漂流記
井伏鱒二の作品で昭和12年書き下ろしです。史実に基づいており、人の一生の不可思議を感じるとともに、「運命は切り拓くもの」を子供に教える最良の本だと思います。最後に万次郎がお気に入りだった店を紹介しています。視聴時間 10:50

婦系図
舞台化、映画化、ドラマ化され、多くの人に親しまれました。あの名場面はなぜ湯島天神になったのか。回遊記の中で私なりに推測してみました。視聴時間 8:41

雁
フォークソング世代の私にはこの小説と、さだまさしさんの「無縁坂」が重なります。視聴時間 6:14

巷談本牧亭
講談を専門とする本牧亭と言う寄席(小屋)が実際にありました。タイトルの巷談は巷(ちまた)の話と講談をかけています。日本伝統芸能に触れ是非素晴らしさを体験してください。切ない話で私は泣きました。視聴時間 6:13

十三夜
作家の一葉は苦労人で若くして亡くなったことは非常に残念です。一葉忌に参加した時の私の句です。「十三夜 愛で 覚めぬまま 一葉忌」視聴時間 6:10

生きる その一「歌の翼に」
この作品は知人である 二の町 昭(ペンネーム)さんの作品です。趣味で小説を書いています。実体験に基づいた短編です。 視聴時間 3:57

野菊の墓
映画化されましたのでご存じの方が多いと思います。回遊記の中で訪れている矢切りの渡しでは私も乗船しました。乗船待ちの人が少ない時はエンジンをかけないで、船頭さんが櫓で漕いで渡してくれます。 視聴時間 5:33

高瀬舟
世の中は物で溢れ便利になってはいますが、当時と比べて幸せになっているのかどうかどうか、幸福とは何か、人間の尊厳とは、考えさせられます。視聴時間 4分6秒
